LAアライアンスについて
LAアライアンスの法人名の由来は「Liberal Agri(自由な農業」です。
農地の使い道の最適化や担い手の確保・育成を通じ、地域性を活かした持続可能な農業の形を実現しようと、2021年に結成されました。
『いち農業者では難しいことでも、連携することで地域の農業が元気になっていく』
そんな仕組み作りを目指し、現在6人が活動しています。
地方の農業課題
土地によって適した農業の形は様々です。LAアライアンスが拠点を置く岡山県津山市は、県北部の盆地で平らな広い土地が少なく、山地や丘陵地など地形が様々であることが特徴です。それらの地形に合わせて、一つの作物だけなく、少量多品種を育てる農業者が多い傾向があります。そして、少量多品種農業の課題は、それぞれの作物の生産量が少なくなることです。
また、農業者の平均年齢は高くなり、地方の農業はその担い手を失いつつあります。
持続可能な農業の鍵は『連携』
得意事とやる気がある人たちが集まれば、「これ今度やろう、儲かるよ」と建設的な話が出てくるもの。そのひとつが農業における『連携』です。
中山間地域は、お米など一つの作物だけだとスケールメリットが出しづらい。岡山県南や北海道には勝てません。また、地形を活かした少量多品種農業だと、少しのものを少しずつ売る形となり経営は厳しくなります。
そこで『連携』で乗り越えられないかと。
違う作物を作るメンバーで連携します。例えば「僕は小麦、あなたは牛乳、だれかが加工してチーズを。地域の飲食店と直売契約を結ぶなどすれば違う産業ともタイアップできる」と展望できます。
一つの作物(例えば『こんにやく』)を一人でやると5,000平米が限界。しかし、もし六人程度のチームであれば30,000平米。これだけの生産量が増えれば流通先は比べ物にならないほど増えます。
連携することで目立つ産地となり、特産として社会に認められ広がりを見せるかもしれません。
設備や人手、情報の連携(シェア)も大きな鍵となります。
例えば、自分が持っている設備を他の農業者に貸し出したり、逆に借りたり。農業者は基本的に経営が独立しているため、それぞれ得意事があります。これらを繋ぎ合わせることで、よりスマートな農業が可能になります。